mihorobot |
関西の大学に通う4年生。 Tumblrでは、書評などを中心に書いていきます。 twitter:@mihorobot |

谷崎潤一郎マゾヒズム小説集/谷崎潤一郎
Novel
中村佑介さんの絵を見てジャケ買い。
感想は、 「谷崎潤一郎、かなりの変態!」 この一言につきるのではないだろうか…。 紛れもなくどマゾな人。
巻頭作『少年』は、子供達が遊ぶ間に痛めつけられることに目覚めた快楽を描く。 泥棒ごっこがだんだんエスカレートして、髪の毛を引っ張る、縄で縛る、のしかかる、などなど変態SMチックな行為に快楽を得ていく。 この描写だけでもヤバイ。 子供に読ませたくない本ベスト10とかに入ってそうだが、評価に値するのが怖いところである…。 ていうか、どっかの入試問題で『少年』の冒頭一部分が出題されてたぞ。 色んな意味ですごいな。

進撃の巨人/諫山創
Comic
ー突然現れた巨人たちが人間を捕食しはじめてから100年、人々は壁を作り安全に暮らしていた。しかし、50mの壁をも超える超巨人が現れ、再び人々は巨人の恐怖と戦うことになる。「このマンガがすごい!」2011年版オトコ編で1位を獲得。
※多少ネタバレあり
話題のマンガだったから、読んでみた。
正直そこまでおもしろい!とは思わなかった。
ただ、主人公が1巻でいきなり巨人に食われるという展開には度肝を抜かれた。
主人公不在にもかかわらず、他のキャラが活きていたし、人のパニック時の行動や感情はモブまで丁寧に描かれていた。
自分が助かるために他人を犠牲にしたり、されたり。
ジャ○プ的な勧善懲悪の典型は現実的ではない。テンプレートにしていないところに好感がもてる。
全く現実的でない世界を描いているのに、人の感情がリアルに伝わってくる。
きっと、死の恐怖ってこんな感じなんだろうなぁ。
今回は立ち読みだったけど、じっくり読み込めばもっと発見がありそう。

ポトスライムの舟/津村記久子
Novel
ー29歳、工場勤務のナガセは、生活するために働いている。向上心は、ない。ある日、自分の1年分の給料が世界一周旅行の費用と同じ163万円ということに気づき、なんとなく貯金をし始めるが…。芥川賞受賞作品。
なんとなくご都合主義で毎日を過ごしたり、
友達との関係にうだうだ思うことがあったり、
家族のことには割と無関心だったり。ナガセはいつもこんな感じ。
大人って、もっと大人だと思ってた。
別に子どもと変わらないんだなぁと、ナガセが教えてくれた。
変わらないことに安心もしたし、自分はいつになったら大人になれるんだろうとも思った。

藤子・F・不二雄大全集 少年SF短編集①/藤子・F・不二雄
Comic
大好きな漫画家、藤子・F・不二雄先生の少し不思議でブラックユーモアあふれる短編集。
大人になったからこそ、F先生の少年SFを読んでみてほしい。
『ドラえもん』や『パーマン』しか知らない人が読むと、けっこう、衝撃かも。
特に面白かった物語を、少し紹介。
「流血鬼」…ある日人々が次々と吸血鬼なる。主人公は生き残るため、吸血鬼を殺す「流血鬼」になる。ラストはハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか、どちらとも取れない新しい感覚。
「ふたりぼっち」…部屋の中に時空の抜け穴ができ、パラレルワールドにいたもうひとりの自分が現れる。協力して漫画を書いたり、宿題をしたりするが、やがて2つの世界にずれが生じてくる。もし、自分が2人いたら…と想像したくなってくる。
最後に、F先生の有名な言葉。
「しょっちゅういってることですけど、SFの、Sは「すこし」、Fは「ふしぎ」─「すこしふしぎな物語」というのが、ぼくが好きで読むものであり、書くマンガであり、ということですね。」

有頂天家族/森見登美彦
novel
ー現代の京都に生きる、狸の一族、下鴨家のふわふわ毛玉ファンタジー。
森見版、平成たぬき合戦ぽんぽこな感じ。
じゃあ何がジブリのものより優れているかというと、圧倒的なキャラの立ち方でしょう。
面白主義で阿呆の血が流れる主人公、三男矢三郎。
ここ一番で頼りにならない、「鴨虎」、長男矢一郎。
カエルになって狸に戻れない、次男矢二郎。
人間に化けてもすぐにしっぽが出てしまう、四男矢四郎。
タカラヅカに夢中で、雷神様が大嫌いな母。
他にも赤玉先生、弁天さん、金閣・銀閣……など名前からして「おもちろおかちい」キャラクターが京都の街を盛り上げていく。
森見登美彦の他書『太陽の塔』に出てきた偽比叡山電鉄の正体も明かされる。
「面白きことはよきことかな!」といえる傑作。

ぼくは勉強ができない/山田詠美
novel
勉強はできないけれど女の子にはモテる主人公の、価値観とか悩みとか日常とか。
高校生の秀美は、母と祖父との3人暮らしで、桃子さんという社会人の恋人がいる。
学校ではちょっと浮いた存在だけど、秀美はひょうひょうと生きている。
とにかく母と祖父の性への自由奔放さがすばらしい。
「お母さんはあばずれじゃなくて、恋多き女なのよ」と言う母。
「そうか、色事か。こりゃたまらん」と言う祖父。
こんなおじいちゃん、ほしいな。
坂本龍馬は面接で落とされるタイプ
豊臣秀吉は書類選考で落とされるタイプ
(via Tori West: I will follow you into the dark.)
「外人は背が高くて脚が長くて」とよく言うけれど、毎日、海外の女の子の画像を見ていると、そんなことはねーよ、と思う。私がよく見ているのは海外の普通の女の子のブログだけど、普通のコは普通。
但し彼女たちはちょっとオシャレっぽい格好をすると、とんでもなく高いヒールを履く。こんなのとか。履くだけで脚が10cmくらい長くなるw
それとスニーカーやペタンコな靴の時は、写真を撮られるときにひょいっと踵を上げる。目一杯つま先立ちするコもいれば、目立たない程度に少しだけ上げるコもいる。全身を撮られるときに踵を上げるのはスタイルよく写るための常套手段だけど、どちらにしても彼女たちは忠実にそれを実行する。母親のしつけに含まれているのではないかと思われるほど。
踵を上げると必然的に前屈みにはなれないから背筋が伸びて胸を張ることになる。だから胸も大きく見える。今の日本人の女の子はスタイルいいし、多分、スタイルの差はこの「気合い」の差だけじゃなかろうか。
(satoshin0123から)
「ドラえもん!!!」/「sanpei3」のイラスト [pixiv]
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=19203668
ドラえもんのタケコプターが「へりとんぼ」だった時代。
下校してきたのび太はママの目を逃れてこっそりと部屋に入る。
のび太はまた0点を取ってしまったので答案を隠そうとするが、
既に答案は机の引き出しがはち切れそうなほどにたまっていた。
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